『空想鉱石綺譚』
空想鉱石綺譚とは
天然の鉱物を使ったランプ一つ一つにそえられた物語です。
あらすじ……
この世界には、あらゆる生命が結晶化した土地が存在する。
その場所は、結晶大地(コスモクロアフィールド)と呼ばれていた。
結晶大地では、輝星石(コスモストーン)という光る石が採掘できる。
その輝星石を使って作られたのが光石ランプ。
光石ランプ工房で働く少年、セレンは日々ランプ作りに勤しんでいたが、
いつか輝星石を探す旅に出たいと思っていた。
そんな時、輝星石を仕入れる旅路に同行できる事になったセレンは、
師匠と共にコスモクロアフィールドを目指す。
[世界の説明]
・結晶大地(コスモクロアフィールド)
動物、植物などあらゆる生命が結晶化した土地。
石化したモノ達は、発光している。
コスモクロアフィールドは各地に点在している。
石化した生き物を一目見ようと、結晶大地を目指す冒険者は後を絶たないが、
辿り着けずに命を落とす者もいる。
・輝星石(コスモストーン)
明るく発光している石。
最初の発見者が、真っ暗な洞窟の中で光る輝星石を見つけた時、
まるで地上に降り注いだ星のようであったので、その名がつけられた。
その美しさと珍しさから、市場価値が高まっている。
様々な色や形のものがある。
・光石(こうせき)ランプ
輝星石で作られたランプ。
明るく光る輝星石をランプにすることが広まり、
ランプ職人が現れるまでになった。
ただランプ代わりにするだけでなく、趣向を凝らしたものが主流になっている。
・ランプ職人
輝星石をランプに仕立てる職人。
職人班と採掘班に分かれていてる。
職人班はひたすらにランプを作り、
調査班は結晶大地を探す旅に出る。
採掘班は結晶大地で輝星石を採掘し、運び出す。
・調査班
調査班は新たな結晶大地を探し出し、採掘場を拓くための調査をする。
それは、広大な砂漠から小さなオアシスを見つけ出すようなもの。
結晶大地を探すには、輝星石のペンデュラムを使い、石が指し示す光りを頼りに探す。
結晶大地は唐突に現れ、いつの間にか足を踏み入れている。
探すのも困難だが、同じ場所にたどり着くのはさらに困難。
同じ結晶大地にたどり着くには、
そのフィールドを作り出している核石(コアストーン)を削り取って
持ち帰り、その結晶を使って特別な羅針盤を作る。